【ファイントラック】から新ツエルトが登場!ところで、「ツエルト」って何だ??

naturum_buyer

2016年02月22日 14:24


みなさまこんにちは!TKMことタクマでございます

本日は、まもなく入荷予定の
機能性ウェアで人気のファイントラックさんから登場した
「ツエルト」の新商品についてご紹介いたしますぞ


ファイントラック「ピコシェルター」


ここで、
「ツエルトってなんだ??」
と思われている方もおられると思います
画像を見ると、変な形のテントのように見えますな・・・



ところで突然ですがみなさま、
「テント」というと、
どちらのタイプを思い浮かべますでしょうか


「テント」というと、
ポールを組み立てて自立させる左側のタイプのことを思い浮かべますよね。
右側のタイプは、日本では「ツエルト」と呼ばれております。

ツエルトって、山に登る方は知っておられますが、
そうでない方・登山初心者の方にとってみれば、
テントと違って床が無いですし、
「ナゾの布切れ」
にしか見えないのではないでしょうか



私も「ツエルト」の正体について知らなかったのですが、
「ツエルト」の特徴や使い方を勉強してまいりましたので、
みなさまにも是非知っていただきたく思いますぞ










「ツエルト」とは
ツエルト(ZELT)は、ドイツ語で「テント」のことです。
とあるメーカーさんから聞いたお話によると、
19世紀の後半、アルペンスキーの創始者であるツダルスキーさんが、
アルプスの氷河を滑走する際の非常用装備として使用したのが起源だそうですぞ。

日本では、登山時にもって行く「軽量テント」
あるいは非常用のビバークグッズとして認知されておりますな。

*ビバークとは・・・山での、予定しない露営(野宿)などをこのように呼びます。



しかしツエルトって、
ポールを使わないので自立しないですし、
床がないので使い方もよく分からず、
「持ってるけど、収納袋から1度も取り出したことが無い」
という方もおられるのではないでしょうか





非常にもったいなーいですぞ!!





そんな状態でいざ使おうと思っても、
逆に焦ってしまい、結局大変な目に遭うかもしれませんぞ・・・
大切なことですから、みなさまにも是非知っていただきたいのでありますぞ



ビバークすることになったら・・・
・怪我をしてしまった!
・日が暮れて身動きがとれなくなってしまった!

などなど・・・

予定通りに下山できなくなった場合には、
下手に動き回らず、その場に留まっているほうが良い場合もございます。
そんなときに、雨風をしのいでくれるのが「ツエルト」ですぞ。

しかし、
持っているだけでは役に立ちません。

非常事態が起こっても焦ってしまうことが無いように、
使い方を知っておく必要があるのですぞ



ツエルトの主な使い方
①とりあえずかぶる!

「とりあえずかぶる」のが、
一番簡単で、手っ取り早い方法ですぞ!
床がありませんので、
頭を突っ込めば簡単にかぶることができますぞ

2~3人用のツエルトですと、
中で傘を広げたり
ザックで高さを確保するなどで
内部空間を広げることができますぞ



②シェルターとして使う


天頂部を吊る
ベンチレーターにロープを通して、立ち木などに結んで張る
枝やトレッキングポールを、ポール代わりに使う

などの方法により、ツエルトを設営することが可能ですぞ
四隅をペグダウンすれば、空間も広がり、より快適になりますぞ



③ポンチョ代わりに使う

通気用のベンチレーターから頭を出すことによって、
雨具として
プラス1枚の防寒着として

ポンチョのように使うことが可能ですぞ



④2つあわせて使う

各自がツエルトを持っている場合では、
ひとつのツエルトに足から入り、
もうひとつを頭からかぶることによって、
より快適に過ごすことができますぞ

ザックや荷物を活用し、
ツエルトとからだの間に空間を作るのがポイントですぞ



⑤そのほかにも・・・

・シュラフのようにくるまって使う
・横倒しに張る
・ジッパーを開けて、タープ代わりに使う

などの使い方もございます。
色々な使い方を知っていれば、
テント代わりとして積極的に使っていくことも可能ですぞ



レスキューシートとの違い
似たような非常用装備として、
「レスキューシート」(エマージェンシーシート)もございますな。
(アルミを蒸着させて、体温を反射させるシートのことですぞ)

ツエルトの違いを表にしてみましたので、参考にしてくだされ


レスキューシートは基本的に、
1度限りの使用を前提としております。
それに対して、
継続的に使用したり、
色々な使い方ができるのがツエルトですぞ。

シートとツエルトを組み合わせて使用すれば、
より効果的なビバーク態勢を作ることができますぞ



テントと比較した場合


「テント代わりに使用可能」とは言うものの、
「実際のところ、ドーム型テントと比べてどうなの」
と思われている方のために、
ツエルトのメリット・デメリットを表にしてみましたぞ



防水性には劣りますが、
軽量性には勝る、といったところですな



収納サイズが驚きの小ささ!


ファイントラックさんのピコシェルターは、
なんと350ml缶よりも小さく収納が可能ですぞ

ザックの隙間に入れることができますし、
軽量なので持ち運びも楽ですな



ファイントラックシェルター生地は透湿性がすごい!
(ファイントラック社試験データ)


先ほどツエルトのデメリットとして「結露」をあげましたが、
ファイントラックさんの生地は高透湿性コーティングがされており、
たいへん過ごしやすくなっておりますぞ


ファイントラック(finetrack) ピコシェルター

●重量:130g
●1~2人用サイズ
●ナチュラム価格 : 税込11,340円





ちなみに、
同じくファイントラックさんから、
チューブ型のツエルトも登場しておりますぞ
(こちらもまもなく入荷予定となっておりますぞ)


チューブツエルト



こちらは2~4人用の大きめサイズで、
3辺を引っ張るだけで簡単に設営できるのがポイントですぞ

「グループの1人が大人数対応のツエルトを持っていく」
というのもアリですな

ファイントラック(finetrack) チューブツエルト

●重量:440g
●2~4人用サイズ
●ナチュラム価格 :税込31,320円





山では危険がつき物ですから、
アクシデントを回避できる方法・技術が必須になってきます。
ツエルトはそんなときに私たちを助けてくれるアイテムですので
みなさまもぜひご用意くださいませ


山に登る前に、
事前に自宅の庭・ベランダでツエルトをかぶってみて、
簡単なビバーク体験をしてみるのも、いいかもしれませんな

(公園などで行うと不審者と間違われる可能性もありますから、ご自宅でお願いいたしますぞ)


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